フレンチは決して難しい料理ではない理由
「フレンチは難しそう」
「家で作るものじゃない」
そんなイメージを持っている人は、少なくありません。
でも実は、フランス料理は
本質的にはとてもシンプルで、家庭的な料理です。
料理人として6年近くフランスで働き、
そして日本でフレンチを作り続けてきた中で、
強く感じていることがあります。
それは、
フレンチが難しく見えている理由は、料理そのものではない
ということです。
フレンチが「難しい」と思われてしまう理由
フランス料理が難しく感じられる一番の原因は、
レストランのイメージにあります。
- コース料理
- 聞き慣れない料理名
- かしこまった空間
こうした要素が重なって、
「自分とは距離のある料理」
という印象を作ってしまっているのです。
しかし、フランスの日常にある料理は、
もっと素朴で、もっと生活に近い存在です。
フランス料理の多くは「家庭料理」から生まれている
煮込み料理、グラタン、オムレツ、スープ。
これらはすべて、
フランスの家庭で日常的に作られてきた料理です。
特別な技術が必要だから作られていたわけではなく、
- 素材を無駄にしない
- 時間を味方につける
- 家族で食べる時間を大切にする
そんな考え方の中で、自然に生まれてきました。
フレンチは、
「頑張って作る料理」ではなく
「続けられる料理」だったのです。
フレンチの基本は「足し算」ではありません
フレンチが難しく感じられるもう一つの理由は、
「何かを足さなければ美味しくならない」
と思われがちな点です。
でも実際は逆で、
フランス料理の考え方はとてもシンプルです。
- 焼く
- 煮る
- 休ませる
そして、
素材の味を引き出すために、余計なことをしない
複雑な調味料を重ねるより、
塩・脂・火入れを丁寧に扱う。
それだけで、料理は驚くほど変わります。
プロが見ているのは「レシピ」ではなく「流れ」
フレンチを難しくしている正体は、
レシピそのものではありません。
本当に大切なのは、
- なぜこの順番なのか
- なぜこの火加減なのか
- なぜここで休ませるのか
という料理の流れです。
この流れが分かると、
レシピ通りに作らなくても、
自然と美味しい方向に修正できるようになります。
フレンチは、
暗記する料理ではなく、理解する料理なのです。
フレンチは「生活に寄り添う料理」
フランスでは、
外食よりも家庭で食べる時間が大切にされています。
忙しい日には煮込みを作り、
時間がない日はオムレツとサラダで済ませる。
料理は、
生活を豊かにするための道具であって、
頑張るためのものではありません。
フレンチも同じです。
フレンチは、もっと気軽でいい
フランス料理は、
特別な日のためだけの料理ではありません。
- いつもの食材で
- いつものキッチンで
- 少しだけ考え方を変える
それだけで、
家庭の料理はぐっと豊かになります。
フレンチは、決して難しい料理ではありません。
「日常に取り入れて、作っていく料理」なのです。
YouTubeで「考え方」を実際の料理で見てみたい方へ
この記事でお伝えした
「フレンチは難しくない」という考え方は、
実際の料理を見ると、さらに分かりやすくなります。
YouTubeでは、
家庭でできるフレンチを、テロップのみで分かりやすく
紹介しています。
・ソースの考え方
・火入れのポイント
・家をビストロにするコツ
すべて、
「特別な材料なし・家庭のキッチン前提」です。
▶ YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@frenchkitchen
動画を見ながら、
フレンチをもっと気軽に、日常に取り入れてもらえたら嬉しいです。

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