フォワグラだけじゃない!ケベック州のマグレ鴨がフレンチ好きに愛される理由
「マグレ鴨」と聞くと、多くの方がフォワグラを思い浮かべるかもしれません。
けれど、実はマグレとはフォワグラを採るために育てられた鴨の胸肉のことを指します。
中でも、カナダ・ケベック州産のマグレ鴨は、フランス料理界でも密かに人気の食材。
今回は、ケベック州ならではの魅力と、美味しい調理のコツをお届けします。
🔰 最初に:おすすめのケベック産マグレ鴨
私が実際に使った中でおすすめしたいのが、以下のケベック産鴨胸肉。
冷凍状態で届き、臭みもなく焼き上げも簡単。ご自宅で本格フレンチに挑戦したい方にぴったりです。
🇨🇦 ケベック州は“もうひとつのフランス”
カナダ東部に位置するケベック州は、フランス語が第一言語。
歴史的にもフランスとのつながりが深く、街の建築や食文化にはフレンチの香りが色濃く残っています。
そんなケベックでは、鴨の飼育と加工の技術もフランス譲り。
清らかな水と冷涼な気候の中で、鴨たちはストレスなく育てられ、肉の風味や質感に優れた“マグレ”になります。
🍖 マグレ鴨の魅力とは?
通常の鴨胸肉に比べて、マグレは脂がたっぷりとのっています。
その脂はくどくなく、じわっと口の中で溶ける上質な味わい。
特にケベック産は、繊維がきめ細かく、香りにクセがないのが特徴。
ワインや果実のソースとの相性が良く、レストランのメインディッシュにぴったりです。
👨🍳 フランス料理人が語る「ケベック産マグレ」のいいところ
ケベック産のものは、焼き上げたときにドリップが少なく、歩留まりがとてもいい。
また、しっかりとしたコクがありながら、臭みが少ないため、
赤ワイン・スパイス系のソースはもちろん、みかん・はちみつ・バルサミコなど果実系とも好相性です。
🥄 自宅で楽しむなら?調理のポイント
- 皮目には包丁で格子状に切り込みを入れる
- 冷たいフライパンから、弱火でじっくりと脂を出す
- 出た脂は取り除かず、皮をカリッと焼く
- 赤身はミディアム・ロゼ色を目指して火入れ
- 焼いた後は5〜10分休ませてからカット
ソースは、赤ワイン+カシス+黒コショウや、オレンジ+グランマルニエなどがおすすめです。
🎁 最後に|マグレ鴨は“想いを込められる食材”
ただ美味しいだけじゃない。
マグレ鴨は、「このひと皿で喜んでもらいたい」という想いを込めて出せる、そんな食材だと私は思っています。
少し特別な日のディナーに。
ケベック州のマグレ鴨、ぜひ選択肢に入れてみてください。
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