5月は、オマール海老が美味しい季節のひとつです。
水温が上がり始めるこの時期、
カナダやアメリカ北東部の海では漁が本格化し、身が引き締まって旨みの強いオマール海老が市場に出回ります。
フレンチの料理人として、オマール海老はやはり「特別な食材」だと感じます。
でもそれは、高級レストランだけのものではありません。
最近は通販でも質の良いものが手に入るようになり、自宅でも十分に楽しめます。
今回は、通販で買うときの選び方と、家でおいしく食べるための調理のポイントをお伝えします。
活オマールと冷凍オマール、何が違う?
オマール海老には大きく「活(いき)」と「冷凍」があります。
活オマールは産地から生きたまま輸送されるもので、
鮮度と食感は抜群ですが、価格は1尾6,000〜9,000円ほどが相場です。
届いたその日に調理する必要があり、扱いにも慣れが必要です。
冷凍オマールは「鮮度が落ちる」と思われがちですが、実はそうではありません。
特に瞬間冷凍(急速冷凍)で処理されたものは、
獲れた直後に氷点下で一気に凍らせるため、
細胞破壊が少なく、解凍後も身の弾力とうま味が保たれます。
家で楽しむなら、冷凍の方が扱いやすくコスパも高いというのが、料理人としての正直な意見です。
通販で買うときに確認したい3つのポイント
① 「ボイル済み」ではなく「生冷凍」を選ぶ
ボイル済み冷凍は加熱済みなので再加熱すると身が固くなりやすく、
料理の幅が狭まります。「生冷凍」または
「生・瞬間冷凍」と書かれているものは、グリル・ポワレ・蒸しなど好みの調理法が使えます。
② 産地はカナダ・アメリカ産がおすすめ
フランス料理で使われるオマール・ブルターニュ(ブルターニュ産)は高価で入手困難ですが、
カナダ・アメリカ北東部産のアメリカンロブスターは味と価格のバランスが優れています。
ちなみにブルターニュ産は一匹7000円くらいします😱
③ サイズは1尾400g〜500gが家庭向き
大きすぎると火の通りにムラが出やすく、
1人前として扱いにくくなります。400〜550gが最も使いやすいサイズです。
私が試して良かった通販商品
最近、いくつかの通販商品を試した中で、
コスパと品質のバランスが良かったのがこちらです。
カナダ産の生オマール海老を瞬間冷凍したもので、
解凍後の身の弾力がしっかり残っていました。
特徴はボイル済みではなく「生」の状態で冷凍されているため、
グリルにしても、バターソテーにしても、自分の好みで仕上げられます。
価格も活と比べて手頃で、Amazonで手軽に購入できる点も気に入っています。
家でのおすすめ調理法
① グリル焼き(最もシンプル)
半割りにしてオリーブオイルと塩を塗り、
グリルで10〜12分。焦げ目が香ばしさになります。レモンを絞って食べるだけで十分おいしい。
② バターソテー(フレンチ定番)
半割りにして切り口を下にしてフライパンでバターと一緒に焼きます。
仕上げにニンニク・タイム・パセリのバターをかけてください。これだけで立派な一皿になります。
③ アメリケーヌソース(殻まで使い切る)
身を取り出した後の殻をオーブンで焼き、
白ワイン・トマト・ブランデーで煮詰めるとアメリケーヌソースになります。
殻まで余すことなく使えるのは、冷凍オマールならではの楽しみ方です。
解凍のコツ
急ぎの場合でも常温解凍は避けてください。前日から冷蔵庫にうつし、
低温でゆっくり解凍するのが身のうま味を逃がさないコツです。
まとめ
5月の特別な食卓に、ぜひオマール海老を取り入れてみてください。
活を買わなくても、良い冷凍品を選べばフレンチレストランに近い味が自宅で出せます。

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